技術革新の是非

By 2013年5月28日Blog, Vegetablesgreens

農家の方々に取材を続けていると、たくさんの考え方があることに気づきます。とりわけ農法については、農家の方の考え方が顕著に反映されるものです。

先日NHKのクローズアップ現代「農業革命・スマートアグリ」では、オランダの大規模農家の様子が紹介されていました。背の高いハウス、コンピュータ制御、500以上のデータ項目による管理等、多数の工夫がされていました。

水耕栽培の是非

議論を簡単にするため、水耕栽培にフォーカスしてみましょう。室内で行われる栽培の多くが水耕栽培という手法です。この水耕栽培ひとつとっても、「収穫がとても楽になる」「管理が楽である」「生産量が増える」「柔らかくて美味しい」等のプラスの意見とともに、「美味しくない」「栽培できる野菜が限られる」等の意見も聞かれます。水耕栽培が是か非か、ついついそのような議論になりがちですが、私たちは、たくさんの意見をお聞きして、すべて正しいのだと考えるようになりました。

実際に農家の方々のおかれている環境は、おひとりおひとりまったく異なります。とりわけ田畑については、風通し、水、気温、湿度等、千差万別です。したがって同じ栽培方法をとったとしても、同じものができるとは限らないのです。

その土地土地で、その人人で、それぞれが正しいという信念を持って進めることが前提として最適な方向に向かうのだろうと考えるようになりました。

育ててみよう

最近は、室内での栽培キットも発売され、手軽に農業を楽しむことができるようになりました。LEDでの栽培は、電力消費を抑えられるだけではなく、火災等の問題も回避できています。水耕栽培をするもよし、土を入れてみるも良し、皆さんの最適な環境を自宅の中に作り上げることに楽しさを感じることができることでしょう。その楽しさを感じていただければ、すべての意見が正しいという私たちの結論に共感をしていただけるのではないかと考えています。