日本なし

昨日ご紹介した里芋と同様、なしも、千葉が生産量トップの果実です。千葉県内に行くと、9月頃からなし狩りができる農園もたくさん街道沿いにあり、みずみずしいなしを食べる事ができます。幸水、豊水など水に関わる名前がついている品種もあり、その食感を連想させます。

この「なし」ですが、大きくは、日本なし、洋なし、中国なしに分類され、日本で言うなしは、日本なしをさします。wikipediaでは、和なしと紹介されています。品種として有名なのは、幸水、豊水、二十世紀がトップ3となります。これら3つの品種で、70%以上(それぞれ34%、30%、13%)となります。実は、幸水、豊水とも、二十世紀をルーツにもっています。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:Pear_family_tree.png

洋なしだけではなく、日本なしもワインの原材料にされたこともあり、今も生産が続いています。千葉県内でもなしの生産量の多い、鎌ヶ谷では、「梨のささやき」という幸水を使ったワインが地元の名物として販売されています。通販でも購入可能なようですので、ワイン好きの方は、一度おためしいただく価値はあるのではないでしょうか。