ニュージーランドのオタゴ大学が興味深い研究結果を発表しました。「より多くの果物や野菜をとることで、若い人たちは気持ちが穏やかになり、幸福感を感じ、精力的に日々を過ごせるようになる」という内容でした。
調査方法は以下の通りでした。
- 平均年齢20歳の若者281人に、
- インターネット上で21日間、食事日記をつけてもらい、
- その日の心情と、食べたものについて尋ね、
- とりわけ果物・野菜と、ジャンクフード(スナック菓子など)の摂取量について報告してもらうようにする
この研究の結果はすなわち、果物や野菜の摂取量と、良い心的状態には、強い関係があるということになります。この研究者らによれば「手のひらに収まる量、あるいは半カップを一杯として、7〜8杯分程度」が、良い心的状態を作り出すのに良い分量だそうです。研究者のDr.Conner氏は、果物や野菜をより多く食べることが「うつ病の治療法になるものではない」とは強調しつつも、体だけでなく心の健康にとって好ましい影響をあたえてくれるものだとしています。
この研究に続いて現在、「果物や野菜は、どの程度、気持ちに良い変化をもたらすのか」について検証するための研究が進められているようです。食と気持ちの関係についての、さらなる新しい発見が楽しみですね。