「スイカの旬が6月」の秘密

千葉県船橋市にほどちかい「船橋農産物供給センター 味菜畑」では、6月のはじめにスイカが入荷します。スイカと言えば夏、というイメージがあるとおり、6月の時期だと、「きっと小さいのだろう」とか「きっと甘みは少ないのだろう」と思われると思います。

「今が旬」「しかも大きい」スイカ

船橋農産物供給センター 味菜畑」に入ると、入り口の看板に、

祭ばやし スイカ 今が一番美味しい

と書かれています。お店の入り口を抜けるとすぐに、真夏にならないと見かけないような大きなスイカが陳列されています。大変驚くと同時に、自分の常識を疑い始めるほどでした。

からくりは簡単

さっそくお店にいた農家の方に、スイカについてお話をお伺いしたところ、からくりは簡単、「ハウスで作られている」とのことでした。ハウス栽培だと、農家が一番納得できる環境を作り出すことができ、甘く、大きなスイカが出来るそうです。いくらハウスとはいえ、寒すぎては上手にスイカを作ることはできません。暑すぎず、寒すぎずの今だからこそ、「今が旬」「しかも大きい」が実現できるのです。

ハウスというと、人工的なイメージで悪く捉える方も多いかと思いますが、そもそも農業というのは人為的なもの。ハウスも道具の一つとして、うまく使った方がいい、という良い事例でもあるでしょう。