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いいキュウリにはトゲがある

キュウリは様々なサラダで使われており、わたしたちにとってポピュラーな野菜の一つ。あのシャキッとしたみずみずしさが人気の理由です。国内では宮崎、群馬、福島、埼玉、千葉の順に生産量が多くなっています。主に消費の多い都市の近郊で栽培されていることが分かります。
温かい気候を好むためにもともとは夏の野菜でしたが、ハウス栽培が発達してからは秋〜初春にかけても収穫できるようになりました。

新鮮なキュウリはイボイボに注目

より新鮮なキュウリを選ぶとっておきの方法があります。イボイボに注目してみて下さい。
あのイボイボは、実はキュウリの「トゲ」です。キュウリは実が小さいうちに鳥などに食べられないようトゲが生えています。そして実が成熟するにつれてそのトゲがイボイボに変わっていくのです。すなわち、イボイボの部分がチクチクするくらい尖っているものほど若々しく新鮮である証拠です。よく似たことわざがある気がしますが、いいキュウリには「トゲ」があると覚えてみてはいかがでしょう。

ギネス級の水分

キュウリはなんと90%が水分。このことは「世界一カロリーの低い野菜」としてあのギネス世界記録にも認定されています。
また、この水分の多さは、夏場には火照った体内を冷やしてくれる野菜として役立ってくれます。このキュウリの冷たいイメージを用いて、英語では「as cool as a cucumber(キュウリのようにクール)」という表現があります。もっとも、このクールのニュアンスは「温度が冷たい」というよりは「冷静で、落ち着き払っている」というものだそうです。あらためて見てみると、確かにクールな面持ちをしているようにも思えて面白いですね。

キュウリの出てくる映画

最後に、観ていると思わずキュウリを食べたくなる映画を紹介します。ジブリ映画「となりのトトロ」です。田舎のおばあちゃんの農家で、収穫したてのキュウリをサツキとメイが丸かじりをするシーンが、なんとも美味しそうなのです。初めて観たのは幼い頃でしたが、この時に「野菜っていいな」と漠然と感じた記憶があります。まだ少し先ですが、夏につめたく冷やしたキュウリを食べるのが楽しみになってきました。

キュウリ – wikipedia