投稿者: admin_cojp

  • 「ご近所マルシェ探すなら あおぞらファームβ」公開のお知らせ

    昨今、美味しいお野菜や果物を、直接農家の方々から購入できる各種施設(農産物直販所やファーマーズマーケット、道の駅、高速道路サービスエリア等、以降マルシェと呼びます)が増加しています。昨年度実績で、全国で22980カ所で開催され、5500万人の方々が利用しています。マルシェでは、美味しいだけではなくとてもお得にお買い物を楽しむことができます。一方で、マルシェの開催に関する情報はあまり共有されておりません。

    当社では、全国のマルシェの開催情報を口コミとして共有する新しいサービスの需要があると判断し、

    マルシェに関する口コミサイト「ご近所マルシェ探すなら あおぞらファームβ(https://aozorafarm.com/)

    を開発、2013年5月17日よりβ版として公開いたしました。皆様にお役に立つ、愛されるサービスを目指し、開発、運営をして参ります。

    • サービス名称:「ご近所マルシェ探すなら あおぞらファームβ」
    • サービス内容:マルシェ(ファーマーズマーケット等)の開催情報に関する口コミサイト
    • URL:https://aozorafarm.com/
    • その他:通常のパソコンでも利用可能ですが、iPhone等、スマートフォンのブラウザに最適化されております。
    • サービスロゴ
      http://www.flickr.com/photos/hdkworks/8743617103/
    • アプリアイコン
      http://www.flickr.com/photos/hdkworks/8743616015/
    • 画面スナップショット
      http://www.flickr.com/photos/hdkworks/8743586339/
    • 使い方動画
  • 鳥の色覚と花

    植物の中には、鳥によって種子を遠くへ運んでもらったり受粉をするものが多くあります。そこには鳥にエサの在処を教える植物の戦略があります。

    人に見えない色

    鳥には人間には見ることのできない「紫外線領域」の色を見ることができます。長いくちばしが特徴的なハチドリは花の蜜をエサとしますが、花はハチドリに蜜のありかを教えるために、花弁の周辺部が紫外線領域の光を良く反射するようにできています。このような花の目印は「ハニーガイド」と呼ばれ、上手くハチドリを誘導し花粉を運んでもらうのです。

    エサ以外の活用

    鳥が紫外線を見る能力はエサを探すためだけのものではありません。多くの鳥ではオスとメスで羽毛の紫外線反射率が違うということが分かっています。これにより、人の目には同じに見えても、彼らはしっかりオスメスを区別することができるのです。

    空を飛ぶ鳥が見ている景色は、我々人間の気になるところですが、彼らには我々には認識できない「色」まで見えているのですね。
    それを利用する植物もさすがです。

  • キノコとカビの違い

    キノコカビは仲間だ」と、聞いたことがある方は多いのではないでしょうか。
    今回は、キノコとカビは同じものなのか?はたまた違うものなのか、もしそうであれば何が違うのか?
    ということについて、ご紹介します。

    キノコとカビは仲間なのか

    結論から言うと、基本的には同じものであり、仲間と言えます。
    まず、勘違いされがちなのですが、キノコは植物ではありません。分類としては植物界・動物界にならぶ「菌界」に属す、菌類の一種になります。そしてカビも同様、この菌界に含まれる菌類です。したがって、少なくとも同じ枠の中に属するもの同士だということは分かりました。とはいえ、「形が全く違うのだから、別物であって、同じもの・仲間とは言い過ぎなのではないか」と言いたくなります。

    ですが、キノコとカビは想像以上にちかしいものです。それは、両者の生き方がとてもよく似ているからです。

    姿かたちは違っても、生き方は似ているキノコとカビ

    カビといえば、糸が集まったような姿を想像されるかと思いますが、あれがいわゆる「菌糸」です。この菌糸を成長させ、やがて「胞子」を作り、それを飛ばして繁殖します。これがカビの生き方です。
    では、生き方が似ているというのであれば、キノコにもカビと同じように菌糸があるのでしょうか。実はあります。キノコは、木や土の中にこの菌糸を張っています。ある意味この地表に出ない菌糸が、キノコの本体とも言えます。
    それでは、いわゆる「キノコ」として食料品店などで売られているあの部分は何かといいますと、胞子を作るための「子実体」と呼ばれるものです。つまり、タンポポが花を咲かせて種を撒くように、いくつかの菌類は子実体としてのキノコを作り、胞子を撒くのです。

    以上をまとめると、キノコとカビの違いは、胞子を作る器官が、キノコの場合は肉眼で見える程に大きくなり、カビは大きくならないという点だけであり、その他はほとんど変わりません。実のところ「キノコ」という名前も、菌類のうちでも比較的子実体が大きいもの、あるいはその子実体自体につけられた俗称なのです。したがって、キノコとカビは根本的に、似たもの同士の菌類です。例えるならば、親戚といったところでしょうか。
    もちろん動物でもなければ、植物界にも属さず、厳密には野菜ですらないキノコ。興味の尽きない食材です。

  • タマネギ 涙のわけ

    タマネギはカレー、シチュー、牛丼、肉じゃがと、多様な料理で目にする野菜です。
    タマネギの国内生産は北海道が50%以上を占め、そこに佐賀、兵庫、愛知、長崎と続きます。全国各地で栽培されていますが、栽培方法は地域によって異なり、大きく分けると「春まき栽培」「秋まき栽培」の2つがあります。北海道では2月に播種(はしゅ)する春まき栽培を、関東より西の地域では9月に播種する秋まき栽培を、おもに行います。

    涙の出る原因

    タマネギを調理する時に大変なのは、目に「何か」が染みて涙が止まらなくなることです。この「何か」の正体は、硫化アリルという成分です。硫化アリルは、血液の循環を良くしてくれるので高血圧予防になったり、新陳代謝を促したりとすぐれた効能を持っています。また、タマネギやニンニク、ニラに共通した匂いのもととなっている成分でもあります。
    タマネギを切ると、切り口の細胞がつぶれたところからこの硫化アリルが揮発します。名前からも見て取れるように硫黄化合物ですので、刺激性が強くなっています。これが目に入ることによって粘膜を刺激するために、自然と涙が出てくるのです。

    涙が出るのを防ぐ3つの方法

    目に染みる原因が分かったので、あわせて対処法も覚えておきましょう。主な方法を3つご紹介します。

    1. 冷蔵庫で冷やしておく
      冷やしておくことで硫化アリルの気化する力が弱まります。ただし、常温に戻ってしまうと元通り。切る直前に冷蔵庫から取り出すようにしましょう。
    2. 換気扇の近くで切る
      気化した硫化アリルを逃がしてやることが、目に染みるのを防ぎます。同様に、窓を開けておくのも良いでしょう。
    3. よく切れる包丁を使う
      タマネギの細胞がつぶれることで硫化アリルは発生します。よく研いだ包丁でスパっと切ると、細胞が傷つかないため効果的です。

    他にもユニークなものとしてゴーグルをつける、鼻栓をするといった方法も知られていますね。目に染みるのが気になる方は、これらの中から自分にあった効果的な方法を見つけてみて下さい。

  • 2013年5月17日金曜日、あおぞらファーム、スタートします

    これまで、本サイトで開発をご報告しておりました弊社新サービス「ご近所マルシェ探すなら あおぞらファーム」を2013年5月17日金曜日にβバージョンとしてスタートさせることとなりました。

    詳細な情報は、本サイトで逐次公開させていただく予定です。皆様に楽しんでいただけるサービスを目指して参ります。

  • 果物・野菜と、気持ちの関係

    ニュージーランドのオタゴ大学が興味深い研究結果を発表しました。「より多くの果物や野菜をとることで、若い人たちは気持ちが穏やかになり、幸福感を感じ、精力的に日々を過ごせるようになる」という内容でした。

    調査方法は以下の通りでした。

    • 平均年齢20歳の若者281人に、
    • インターネット上で21日間、食事日記をつけてもらい、
    • その日の心情と、食べたものについて尋ね、
    • とりわけ果物・野菜と、ジャンクフード(スナック菓子など)の摂取量について報告してもらうようにする

    この研究の結果はすなわち、果物や野菜の摂取量と、良い心的状態には、強い関係があるということになります。この研究者らによれば「手のひらに収まる量、あるいは半カップを一杯として、7〜8杯分程度」が、良い心的状態を作り出すのに良い分量だそうです。研究者のDr.Conner氏は、果物や野菜をより多く食べることが「うつ病の治療法になるものではない」とは強調しつつも、体だけでなく心の健康にとって好ましい影響をあたえてくれるものだとしています。

    この研究に続いて現在、「果物や野菜は、どの程度、気持ちに良い変化をもたらすのか」について検証するための研究が進められているようです。食と気持ちの関係についての、さらなる新しい発見が楽しみですね。

  • 競争を望む農家

    海外から安い農産物が入ってきて壊滅的な打撃を受ける、そんなお話をメディアではよく見かけます。しかし私たちが農家を回ると、あまりそのようなお話は耳にしません。もちろん、いろいろなご意見を持たれている方がいらっしゃることは承知しておりますが、私たちがお伝えしたいのは、「誰とでも競争をして勝ち抜く自信がある」農家の方がたくさんいるということです。

    なぜ勝てるのか?

    現在のインターネットを通じた情報の流入の状況や、輸入関税の撤廃等の議論を見ると、近い将来海外の安い農産物が入ってくる可能性は高いといえるでしょう。商品の値段の多くが、労働力の対価でしょうから、人件費が安い地域や、大量生産を行っている地域が有利であることになるでしょう。しかし、これは「値段」という指標だけでのお話です。

    私たちがお話を聞く農家の方々が、他地域の農産物に対して絶対の勝つ自信をもてるのは、理由があります。

    野菜や果物は新鮮であることが重要であり、新鮮さは収穫してから口に入れるまでの時間がどれだけ短いか?であり、すなわち地産地消が最も強力な武器である

    とお考えだからです。私たちは、いま、精力的にマルシェと呼ばれる直売所を回っています。そこで行われているのは、地産地消そのものでした。

    自分が住んでいる地域で育てられた野菜を、農家が朝収穫し、消費者がその日食べる

    農家と、消費者が、同じ時間軸、同じ物理的環境で共同で生活する、そんなことがマルシェと我々が呼んでいる直売所から生まれているのです。これが、普通の社会、生活なんだと、マルシェを回れば回るほど、強く実感しています。

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    「その分、値段が高いのではないですか?」と聞かれることもあります。しかし、これはまったくの誤解です。私たちがお話をお聞きする農家の方は口を揃えて、「値段でも負けない」と仰っています。実際に、先日購入したカブは、わずか80円。プチトマトは、190円です。レタスは、150円。どこをどうとっても、高いとはいえません。事実、私の家は野菜にあふれかえっていますが、安いという印象しか残っていません。なぜ安いののか、理由はとても簡単で、輸送にかかるコストが低いからなのです。私たちは、マルシェに軽自動車で野菜を運んでくる農家の方をいつも目にしています。生産した場所にほど近い、ほんのすぐそこの近所で売る、だから輸送のコストが低いのです。地産地消にこだわること、すなわち、値段でも味でも絶対に負けないにつながるのです。それが私たち青山ファームが感じた日本の農業の実力です。

    だから知ってほしい

    農産物の特徴は、新鮮なものが一番であるということなのです。ですから、農家の皆さんは、土地にこだわります。先祖代々の土地を守る、そうおっしゃる農家の方が多いのは、精神論だけではなく、遥か昔から私たちの祖先が試行錯誤をして体得してきた生活の知恵、サイクル、現代の言葉でいえば科学に裏打ちされた自信があるのです。

    皆さんの生活圏にも、農業を行われている方は必ずいらっしゃいます。値段も味も絶対負けない、そんな自信を持っている農家の農産物を知ってほしい、そして未来を作る子供たちにも教えてほしい、そんな思いで私たちは活動しています。私たち、青山ファームに出来ることは、人と人をつなげることだけ。そこに集中して、社会に貢献して参ります。

    「あおぞらファーム」いよいよサービス開始間近

    以前からアナウンスさせていただいておりますとおり、マルシェを簡単に探せるソーシャルネットワークサービス「ご近所マルシェ探すなら あおぞらファーム」がサービス開始間近になってきています。現在テストが最終段階。昨年8月、当社代表の田中秀樹が、農業に関わるようになり、試行錯誤を繰り返し、ついにサービスが本格稼働します。Webが誕生したその時からずっとインターネットに関わってきたから、メディアを開発、運営していたから、ソーシャルネットワークの中で生きてきたから・・・私たちだからできるサービス「ご近所マルシェ探すなら あおぞらファーム」ご期待ください。

  • 放射能、放射線について考える

    震災後、「放射能」というと「原子力発電所から漏れでた怖いもの」という印象が強くなってしまいました。この印象そのものは、間違いではありませんし、注意が必要であることに異論を唱える方はいないでしょう。

    弊社では、数年前にメディカルメディアという医療、健康情報を配信するメディアを展開していました。震災が起きたのは、まさにメディカルメディアを展開していた時期でした。私たちは、このメディカルメディアを通じて、放射能、放射線等の健康に与える影響について、集中して情報をお伝えし続けたのでした。残念ながら、メディカルメディアは今はもうその役割を終えていますが、弊社内では今も放射能、放射線について、議論を続けておりました。

    「放射能、放射線は注意しなければならないものだからこそ、うまく使うこと、うまくつきあうことを考えよう」

    それが、私たちが今放射能、放射線について、議論をした結論です。具体的なサービスとしてご提供できるかどうか、まだわかりません。ですが、これからもずっと議論を進めていき、いつか放射能、放射線についても、皆様のお役に立てるような活動につなげていきたいと考えています。

  • オオスズメバチ

    昨日弊社代表の田中秀樹のfacebookアカウントでも紹介されましたが、千葉県柏市で農業を営んでいらっしゃる小川さんからすばらしいものをお譲りいただきました。オオスズメバチの焼酎漬けです。

    南柏オオスズメバチ焼酎漬け

    南柏オオスズメバチ焼酎漬け

    オオスズメバチ

    オオスズメバチは、毎年死亡事故が報道されるように大変獰猛なハチです。刺されることだけではなく、大きな顎は力強く、かまれるだけでも強い痛みを感じます。天敵は、熊、鷹などとなります。の一種であるハチクマの場合、体毛越しには針が届かず、オオスズメバチの最大の武器である毒が効きません。ハチクマは、丸ごと巣を持ち帰ってしまうそうです。

    オオスズメバチは、カチカチという警戒音を出すことでも知られており、山の中等でこのような音が聞こえた場合には、注意が必要です。万が一、オオスズメバチを見つけた場合には、静かにその場を立ち去るようにし、不用意に騒がないようにしなければなりません。

    万が一刺されてしまった場合についての対処もご紹介します。オオスズメバチによる事故は、アナフィラキシーショックがほとんどと言われています。いわゆる強いアレルギー症状です。過去に刺されていると、アナフィラキシーショックが起こる可能性が高いので注意が必要です。アナフィラキシーショックを起こすまで、強い痛み、体温の上昇等、時間がありますので、またオオスズメバチが複数いる場合には、まずはおちついて退避し、患部を冷やしながら、病院に行きましょう。

    オオスズメバチ最大の敵は人間

    今回いただいたオオスズメバチの焼酎漬けと同様、人間は、オオスズメバチを食用にします。幼虫、さなぎなども食べますが、成虫も食することがあるようです。小川さんによると、「オオスズメバチの毒は、刺されなければ大丈夫で、口から入れても問題にならない。焼酎につけた成虫も食べれる」というお話でした。恐る恐る「お味は?」とお聞きしたところ「美味しくはない」とのことでした。滋養強壮に効くと言われている焼酎を飲んだ方が良いのかもしれないですね。

    オオスズメバチ -wikipedia

  • 今が旬!タケノコ

    タケノコは4〜5月、まさにこの時期が旬の野菜です。
    生産量は福岡県が日本一、全体の3割以上を占めています。産地としては北九州市の合馬(おうま)が有名で、「合馬たけのこ」としてブランド化しています。北九州市は日本でも有数の広大な竹林を持っており、この豊かな竹林資源が品質の高いタケノコの生産を可能にしています。

    驚異の成長スピード

    タケノコの成長は非常に早く、一日に1メートル以上伸びることもあるそうです。この凄まじいスピードの秘密は細胞分裂にあります。
    植物はふつう、茎の先端にある一つの生長点が、細胞分裂を繰り返すことで少しずつ成長していきます。タケノコは、この生長点をいくつも持っています。どこにあるかというと、タケノコの内側にある節(ふし)です。この節は生長帯と呼ばれ、無数の生長点が密集したものです。これらの生長点が一気に細胞分裂をすることで、ぐんぐんと伸びるのです。

    タケノコは新鮮さが命

    タケノコは朝掘りが美味しいと言われます。この理由は、掘り出した瞬間からえぐみが強くなるからです。買ったタケノコはなるべく早めに食べるのが良いでしょう。すぐに食べない場合には、茹でておくことをおすすめします。この時、コメ糠とトウガラシを輪切りにしたものを入れ、1時間ほど煮ると上図にアクを抜くことができます。
    タケノコをおいしく食べるには、新鮮さが命。採ってから間もない新鮮そのもののタケノコであれば、お刺身で食べることもできます。出荷規制などもある関東でも、八王子近辺ではタケノコを食することができるようです。この春に楽しんでみてはいかがでしょうか。