カテゴリー: Market

  • あおぞらファームの楽しみ方

    当社が運営する「ご近所マルシェ探すなら あおぞらファーム」の最大の醍醐味は、他の方が見つけたマルシェ(直売所や道の駅)を検索し、楽しむことができることです。ネットだけで閲覧するも良し、実際に訪問するも良し、様々な楽しみ方ができます。たとえば、あおぞらファーム(https://www.aozorafarm.com/)にアクセスしていただき「越谷」と入力してみてください。

    越谷で検索 あおぞらファーム

    越谷のキーワードでマルシェが表示されます。この情報をたよりに、日曜日に家族でお出かけが新たな楽しみになるかもしれません。

    ご近所マルシェ探すなら あおぞらファーム」に登録されているマルシェは、すでに2700カ所以上、あなたの近くのマルシェが登録されたか、是非お試しください。

    追記

    利用者の方から、「現在地から簡単に検索をしたい」というご質問をいただきました。その場合には、

    あおぞらファームのロゴのすぐ下にある「現在地からマルシェを探す」と書かれた一番大きい緑色のボタンを押すだけ

    で検索可能です。是非ご利用ください。

  • 直売所と温泉

    野菜・果物の直売所は、山間にあることも多く、場所によっては温泉地と隣接している場合もあります。本ブログでも、「温泉のある道の駅」として、「道の駅 奥久慈 だいご」を、以前ご紹介もさせていただきました。

    昨日ですが、弊社代表の田中秀樹が、福島を訪問させていただきましたが、帰り道にこの道の駅 奥久慈 だいごに立ち寄ったようです。田中によると、この道の駅 奥久慈 だいごは、茨城県北部に位置し、近隣にある袋田の滝から車で数キロのところだそうです。道の駅 奥久慈 だいごの職員の方々は大変フレンドリーで、近隣の宿泊施設などについても丁寧に教えてくださったそうです。道の駅 奥久慈 だいごのある大子町は、ゆるキャラの「たきまるくん」がイチオシでぬいぐるみも販売されているようです。たきまるくんがかぶっている帽子には、袋田の滝とあわせて、名物であるリンゴと、鮎がデザインされており、道の駅 奥久慈 だいごでも、リンゴを使ったお菓子や、鮎の塩焼きが食せるそうです。

    温泉の写真も、当社「ご近所マルシェ探すなら あおぞらファーム」にアップされていますので、温泉にご興味のある方は是非ご覧下さい。

    ご近所マルシェ探すなら あおぞらファーム 道の駅 奥久慈 だいご

    https://www.aozorafarm.com/markets/711

  • 福島いわき市に見る人の強さ

    本日は、当社サービス「ご近所マルシェ探すなら あおぞらファーム」のロードテストをかねて、福島県いわき市から茨城県にかけて、いろいろな野菜の直販所、マルシェを訪問してきました。

    できるだけ多くのマルシェに訪問したいと考えたため、前日23時頃、福島県いわき市の道の駅 よつくら港に到着しました。仕事を終えてからの移動だったため、すぐに車の中で就寝し、朝4時の日の出とともに、行動を開始しました。到着した夜には気がつきませんでしたが、四倉近辺の海岸は、多くの家が修復され、「震災に負けない!」という声が聞こえてきそうな、そんな街並みが新しく誕生していました。

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    いわき市内に入っても同様で、一部震災の爪痕が残るものの、街は以前よりも活気にあふれていました。マルト、常磐興産、クリナップ等いわき市と共に歩んで来た企業も、以前よりも大きくなっているように見えます。

    震災直後に、何人かの方が仰っていた言葉「復興じゃダメだ。新しく街を作るんだ」が、そこにありました。とある神社に掲示してあった震災時の写真を拝見しつつ、被害に遭われた方々のご冥福をお祈りして参りました。

    ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、私たちの活動も震災がきっかけのひとつになっています。私たちにできること、ソーシャルを使い、人と人をつなぐことを愚直に進めていきたいと、心をあらたにした福島への渡航でした。

     

  • あおぞらファームと井戸端会議

    最近、たくさんの農作物直売所を訪問しています。先日、「とれたて山ちゃん」という名前の小さな直売所にお伺いした時のことでした。

    お店の中には、お年を召した女性が二人でお店番をしながら井戸端会議をしておりました。お店に入ると、平日の昼間に、他県のナンバーがついた車が珍しいようで、声をかけられました。「どこから来たの?」「どうやって来たの?」「なにしに来たの?」そして、

    「なんの仕事をしてるの?」

    と聞かれました。iPhoneを取り出して、弊社サービス「ご近所マルシェ探すなら あおぞらファーム」をご覧いただき、今登録されたばかりの「とれたて山ちゃん」のページをご覧いただくと、すごく嬉しそうに「あら、ありがとう」と言われ、井戸端会議に参戦となりました(笑)その女性御二人によると、直売所で売られている農作物に張られているシールは、「パソコンで毎日あたしたちが印刷して、はっつけて」いらっしゃるらしく、毎日パソコンが不可欠だそうです。最後には、

    「これからは、パソコンとインターネットの時代だから、がんばってね」

    と励まされました。当社のビジョンである「ソーシャルで食を豊かに」を実現したいという私たちの思いを、応援していただけたように感じました。

    日本全国の井戸端会議にたくさん登場できるように、「ご近所マルシェ探すなら あおぞらファーム」、進めて参ります。

  • 夢を実現 安曇野高橋農園

    北アルプスに囲まれた安曇野に到着したのは、15時過ぎ。安曇野高橋農園の高橋さんと、はじめてお会いしました。高橋さんは、4年前に長野安曇野で就農、お米、ミニトマト等を栽培する農家です。

    山好きが惚れ込んだ安曇野

    高橋さんは、長野出身ではありません。ずっと山歩きを趣味にされてきた大阪の会社員だったのです。日本全国の山を見る中で、一年を通じて生活がしやすく、山歩きや、スキーが楽しめる場所として、安曇野に週末過ごす小さなロッジハウスをたてたことが長野との接点になります。

    安曇野高橋農園

    ロッジが出来てから、連休等のまとまったお休みがとれると、ご家族と一緒に愛車ノアで、大阪から安曇野に来て生活をされたそうです。大好きな北アルプスがすぐそこにある安曇野の生活が、いつしかとても大切な時間になり、長野で就農をすることを決意されたそうです。

    就農の第一歩 長野県立農業大学校

    高橋さんが、大阪の会社を退職し、最初に行ったのは、農業を学ぶことでした。今後の生活を考えれば、できるだけ低コストで学びたい、そんな思いで探していたところ、インターネットを通じて、長野県立農業大学校を知ることになります。

    長野県立農業大学校は、長野県への新規就農希望者に向けて、約1年間の農業研修を提供してくれています。研修受講の条件は、長野県に就農すること。安曇野に拠点を持ち、サラリーマンからご卒業されている高橋さんには、最高の教育環境でした。

    最初に取り組んだミニトマト

    長野出身ではない高橋さんにとって、最初になにを生産するかは、とても重要な問題でした。農作業するための土地も用意しなければなりません。高橋さんは、就農の第一歩として、農地を借りてミニトマトを生産することから着手することにしました。就農から4年が経過した今も、ミニトマトを生産し、JAや、近隣の直販所に卸しています。自らの農業人生の第一歩が、小さな小さなミニトマトだったのです。

    思いに応える思い、米

    この田んぼに惚れちゃったんですよ

    笑いながら高橋さんは、話します。高橋さんの大好きな北アルプスの山々に囲まれた田んぼです。

    安曇野高橋農園

    農業は、代々先祖、子孫をつなぐ大切な仕事、それが農業に携わる方々の考え方です。お金があっても、田んぼを買うことはできません。ミニトマトを作ってから3年が経過したころ、田んぼを探す高橋さんの思いに応えてくれた方から譲ってもらうことができたそうです。高橋さんの思いに応えてくれたのは、安曇野の方々の思いだったのです。

    今では、高橋さんが作ったお米は、販売もできるようになりました。高橋さん自身も、ご家族と一緒にこのお米を食されています。「夏、暑すぎると米に良くないから、少し田植えを遅らせているんですよ。写真を撮るには殺風景ですね」と愛情がたっぷりのまなざしで田んぼを見つめていらっしゃいました。

    ソーシャルネットワークで情報発信

    数年前から、NTTのフレッツが整備され、光ネットワークが利用できるようになったそうです。加えてスマートフォンを用いて、高橋さんは積極的な情報発信をしています。高橋さんのfacebookアカウントでは、米作りの今が見えるようになっています。

    https://www.facebook.com/azuminotakahashi

    できるだけ農薬を使わず、安心して食べることの出来るお米作りにこだわっているそうです。安曇野の自然に惚れ込んだ高橋さんが、自信をもって作るお米、一度試されてはどうでしょうか。

    安曇野高橋農園
    所在地:長野県安曇野市穂高有明7354-30
    代表者名:高橋 克幸
    安曇野高橋農園 オンラインショップ
    http://www.dia.janis.or.jp/~kenny/

  • 2013年5月17日金曜日、あおぞらファーム、スタートします

    これまで、本サイトで開発をご報告しておりました弊社新サービス「ご近所マルシェ探すなら あおぞらファーム」を2013年5月17日金曜日にβバージョンとしてスタートさせることとなりました。

    詳細な情報は、本サイトで逐次公開させていただく予定です。皆様に楽しんでいただけるサービスを目指して参ります。

  • 競争を望む農家

    海外から安い農産物が入ってきて壊滅的な打撃を受ける、そんなお話をメディアではよく見かけます。しかし私たちが農家を回ると、あまりそのようなお話は耳にしません。もちろん、いろいろなご意見を持たれている方がいらっしゃることは承知しておりますが、私たちがお伝えしたいのは、「誰とでも競争をして勝ち抜く自信がある」農家の方がたくさんいるということです。

    なぜ勝てるのか?

    現在のインターネットを通じた情報の流入の状況や、輸入関税の撤廃等の議論を見ると、近い将来海外の安い農産物が入ってくる可能性は高いといえるでしょう。商品の値段の多くが、労働力の対価でしょうから、人件費が安い地域や、大量生産を行っている地域が有利であることになるでしょう。しかし、これは「値段」という指標だけでのお話です。

    私たちがお話を聞く農家の方々が、他地域の農産物に対して絶対の勝つ自信をもてるのは、理由があります。

    野菜や果物は新鮮であることが重要であり、新鮮さは収穫してから口に入れるまでの時間がどれだけ短いか?であり、すなわち地産地消が最も強力な武器である

    とお考えだからです。私たちは、いま、精力的にマルシェと呼ばれる直売所を回っています。そこで行われているのは、地産地消そのものでした。

    自分が住んでいる地域で育てられた野菜を、農家が朝収穫し、消費者がその日食べる

    農家と、消費者が、同じ時間軸、同じ物理的環境で共同で生活する、そんなことがマルシェと我々が呼んでいる直売所から生まれているのです。これが、普通の社会、生活なんだと、マルシェを回れば回るほど、強く実感しています。

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    「その分、値段が高いのではないですか?」と聞かれることもあります。しかし、これはまったくの誤解です。私たちがお話をお聞きする農家の方は口を揃えて、「値段でも負けない」と仰っています。実際に、先日購入したカブは、わずか80円。プチトマトは、190円です。レタスは、150円。どこをどうとっても、高いとはいえません。事実、私の家は野菜にあふれかえっていますが、安いという印象しか残っていません。なぜ安いののか、理由はとても簡単で、輸送にかかるコストが低いからなのです。私たちは、マルシェに軽自動車で野菜を運んでくる農家の方をいつも目にしています。生産した場所にほど近い、ほんのすぐそこの近所で売る、だから輸送のコストが低いのです。地産地消にこだわること、すなわち、値段でも味でも絶対に負けないにつながるのです。それが私たち青山ファームが感じた日本の農業の実力です。

    だから知ってほしい

    農産物の特徴は、新鮮なものが一番であるということなのです。ですから、農家の皆さんは、土地にこだわります。先祖代々の土地を守る、そうおっしゃる農家の方が多いのは、精神論だけではなく、遥か昔から私たちの祖先が試行錯誤をして体得してきた生活の知恵、サイクル、現代の言葉でいえば科学に裏打ちされた自信があるのです。

    皆さんの生活圏にも、農業を行われている方は必ずいらっしゃいます。値段も味も絶対負けない、そんな自信を持っている農家の農産物を知ってほしい、そして未来を作る子供たちにも教えてほしい、そんな思いで私たちは活動しています。私たち、青山ファームに出来ることは、人と人をつなげることだけ。そこに集中して、社会に貢献して参ります。

    「あおぞらファーム」いよいよサービス開始間近

    以前からアナウンスさせていただいておりますとおり、マルシェを簡単に探せるソーシャルネットワークサービス「ご近所マルシェ探すなら あおぞらファーム」がサービス開始間近になってきています。現在テストが最終段階。昨年8月、当社代表の田中秀樹が、農業に関わるようになり、試行錯誤を繰り返し、ついにサービスが本格稼働します。Webが誕生したその時からずっとインターネットに関わってきたから、メディアを開発、運営していたから、ソーシャルネットワークの中で生きてきたから・・・私たちだからできるサービス「ご近所マルシェ探すなら あおぞらファーム」ご期待ください。

  • かつぬま朝市

    日本有数のぶどうの産地として知られる、山梨県甲州市の勝沼。この町で毎月第一日曜日に行われるのが「かつぬま朝市」です。

    筆者が到着した10時過ぎには、すでに会場は多くの人で大盛況。かつぬま朝市の公式ホームページによると、来場者数はおよそ4000人とのことですが、ゴールデンウィーク中ということもありそれ以上ではないかと思うほどでした。

    今回、このかつぬま朝市を主催・運営されている「かつぬま朝市会」の高安会長に、お話を伺うことができました。

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    ー主催者の方々。写真右が会長の高安様ー

    続けていけば、何かが起こる

    いまでこそ200以上の店がならび、数千人が足を運ぶかつぬま朝市。
    ところが、当初からこのような規模のものを目指していた訳ではなかったそうです。
    それが、自然とここまで大きくなったのは、ひとえに「続けてきたこと」が理由だとおっしゃっていました。
    「ボランティアでやる以上、自分たちが疲れてしまっては続かない。まずは、自分たちが楽しめなければ」
    様々な試行錯誤と長い年月を経て、今の形へと成長してきたのだそうです。

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    ー多くの来場客で賑わう会場ー

    かつぬま朝市ならではの魅力

    「会場にいる人たちみんなが明るいね」

    多くの来場者、出店者の方々が口をそろえて、こう言ってくれるそうです。
    このかつぬま朝市には、地元以外からも出店者を受け入れています。また、これだけの規模ですので市外、そして県外からの来客も多くあります。
    ですが、会場にいるさまざまな人達のあいだに、「境界線」は全くありません。観光で来た人と地元の人、出店者と来場客、色々な人と人のあいだに、笑顔や楽しげな会話があふれていました。

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    ー少量しか取れない、野生のニホンミツバチの「幻のハチミツ」についてお話する「陽光養蜂場」の店主。お相手は、長野県から来たご夫婦でしたー

    皆が楽しんでくれたら「成功」

    「みんなが楽しんでくれて初めて『成功』だ」

    高安会長はこのように話します。印象深かったのは、朝市の終了後に出店料を受け取る際、出店者の方々が「楽しかった、ありがとう」と声を掛けてくれる、というお話です。

    出店者が楽しめるから、客も自然と楽しい気持ちになる。出店者は客との会話や、商売を楽しみ、満足して、その場を作ってくれたこと主催者に感謝し、お金を手渡す。この素敵な循環が成立しているのも、主催者の方々の努力や工夫の継続があったからこそなのでしょう。

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    ー手作りのジャムを売る「手仕事工房」さん。色々な味を試食させて頂き、特に好みだったものを2つほど購入ー

    横への広がり

    かつぬま朝市の先に主催者の方々が描いているものは、「横への広がり」です。
    この朝市に出店したことで、次第にファンが増え、実店舗を持つに至った方もいらっしゃるようです。また、出店者どうしがこの朝市でつながり、コレボレーション企画が生まれることもしばしばとのことです。会場の雰囲気を肌で感じた筆者は、この先も、新たなつながりや動きが、この朝市を中心に広がっていくであろうことを、強く感じました。

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    ー野菜や果物だけでなく、雑貨、洋服、焼き物、加工食品など、多様な出店者が並ぶー

    かつぬま朝市の開催情報

    開催日は、毎月第一日曜日。場所はシャトレーゼ勝沼ワイナリーの敷地です。次回は6月2日(日)9:00〜12:00になります。子どもからお年寄りまで誰もが楽しめるかつぬま朝市に、ぜひ足を運んでみて下さい。

    会場地図
    公式HP

  • 温泉がある道の駅

    茨城県の北部に、常陸大子という場所があります。水郡線という電車が走っている山間の街です。ここにある道の駅は、なんと温泉がついているのです。

    道の駅の名称は、奥久慈だいご。まさに温泉がありそうな名前です。大子町は、比較的小さな町で、近くに袋田の滝という名所もあります。山間部には、温泉がでるようで一部別荘地にもなっています。道の駅 奥久慈 だいごでは、温泉の他にも、直売所が併設されており、こんにゃくやりんご、しゃも肉等を購入することが可能です。大子町の観光名所でもある「大子おやき学校」が道の駅にも入っており、これまた名物の「ほどやき」を食することができます。

    ゴールデンウィークも終わり、比較的空いている高速道路なら、都心からもアクセスが楽です。週末に遊びに行かれてはどうでしょうか。

  • 日本初のシステムが支える直売所:道の駅 しょうなん

    今では、もう普通なんですけどね、これが日本で初めてだと思うんですよ。

    そういわれて出されたのは、携帯電話の画面。メールを拝見すると、レタスをはじめ売り場に並んでいる野菜の数々とあわせて数字が書かれています。

    時間単位で、売れた野菜が届くんですよ。特許でもとっておけば良かったかな。

    道の駅 しょうなん の野菜直売所を運営されている株式会社 ロータスの勝矢社長は、笑顔で教えてくれました。この携帯メールを見ながら、売り場の野菜が少なくなるとすぐに補充がされる仕組みになっていました。

     

    千葉県で8番目の道の駅

    道の駅 しょうなんは、千葉県内8番目に出来た道の駅です。場所は、国道6号線と国道16号が通る柏から車で少し走ったところにあります。もともと農家をされていた勝矢社長が、都内のデパートや、千葉県内のスーパー等を研究した上で、オープンした直売所だそうです。今から13年前のオープン時は、商売として成り立たないのではないかといわれることもあったそうですが、近隣の農家の方に、根気よく説明を繰り返し、こだわりの野菜と、リーズナブルなお値段を両立されたそうです。それまでかかった時間は、なんと6年。売れ残った野菜を見ながら、なぜ売れ残ったのだろう?と農家の皆さんと自問自答を繰り返してこられたそうです。

    13年経った今も、やはり毎日が勝負。農家みなさんと共に、道の駅 しょうなんをまるで毎日開催される品評会のように運営されているそうです。ゴールデンウィーク後半の5月5日ということもあり、売り場は人であふれていました。

    道の駅 しょうなん

    朝とれた野菜が並ぶ売り場

    朝8時にとれました、と書かれた売り場にいる従業員の方にお話をお伺いすると、「朝採ると出荷が間に合わないものもあるので、夜やる時もあるけれども、柏近辺の産地のものは、ほとんど昨日か、今朝ですよ」

    道の駅 しょうなん

    前日採れたレタスを手にしてみると、150円の値札。新鮮で、リーズナブルな野菜が並びます。

    70軒の農家が日々考える売り場

    毎日野菜を卸している農家は、現在約70軒。その農家の皆さんとともに、毎日売れなかった野菜を見ながら考える経営が今も続いているそうです。ライバルになるのは、近隣のスーパーですので、売値は必ずそれよりもリーズナブルにしているそうです。また原価割れにならないように、農家でもある勝矢社長がきちんと考えて値段設定をするため、農家の利益と、消費者のお得感が、両立できるそうです。

    道の駅 しょうなん

    道の駅 しょうなんでは、年に数回のイベントがあるそうです。その中でも、一番もりあがるのが、ジャンボカボチャコンテスト。毎年10月に開催され、近隣の方々の恒例行事になっているそうです。

    お客様の8割は、近隣に住む常連のお客様だそうで、年齢層は50代以上。勝矢社長は、「50代以上のお客様は、野菜の目利きができるから来てくださる」と分析しています。

    わざわざ車で来てもらうのだから、来てもらったら得をしたな、と感じてほしい。お得感を感じていただけなくなったら、直販所の存在意義が無い

    まるでシリコンバレーのベンチャー経営者のように強い言葉に、勝矢社長の強い思いを感じました。

    新鮮なタマゴもおすすめ

    5月は、他の直売所と同様トマトやキュウリがおすすめのようですが、筆者が購入したのは、タマゴです。若いメスが生むタマゴだけ入った直販所のみでしか買えないタマゴです。

    道の駅 しょうなん

    道の駅 しょうなん

    若いメスのタマゴですので、サイズは少し小さめ。お子さんや、女性にはちょうどいいのではないでしょうか。もちろんこのタマゴも、千葉県柏産で、とても新鮮です。生卵で食するのがおすすめということなので、筆者はタマゴがけご飯でいただきました。写真は、黄身だけをかけてみましたが、白身もぷっくりと盛り上がり、新鮮だからこその味、食感でした。

    道の駅 しょうなん

    ゴールデンウィークだけではなく、毎日食材を買いに行きたい、そんな気持ちにさせてくれる 道の駅 でした。

    道の駅 しょうなん
    〒277-0911  千葉県柏市箕輪新田59-2

    道の駅 しょうなん

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