深谷ネギをご存知でしょうか?実は、この深谷ネギとう名称を品種と思われる方もいらっしゃいますが、埼玉県深谷市近辺で栽培されるネギ(根深ねぎ)の総称です。ネギは、一年中収穫される野菜の代表格で、深谷市でも通年を通して収穫されます。知名度No1の深谷ネギではありますが、生産量だけをみると、ネギの生産量は、埼玉は、千葉に続く第2位です。他に知名度が高いネギは、下仁田ネギ(下仁田町)、千住ネギ(千住)等がありますが、生産量No1千葉は、矢切ネギ(松戸)くらいしかありません。
生産量世界一は中国ですが、日本は敷地面積の収穫量で世界一です。日本の農業技術が光る野菜のうちの一つなのです。
月: 2013年3月
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深谷ネギ
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「天使のしふぉん」の登録査定が終了しました
当社加工食品製造販売事業として準備を進めておりますが、ブランド名称「天使のしふぉん」の商標について、登録査定が完了いたしました。すでに商標登録のための支払いも完了しており、正式な商標登録を待つばかりとなりました。
シフォンの試験提供についても、また工房準備も順調に進んでおります。
5月初旬の正式リリースに向け、全力で進めてまいります。
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椎茸を作る達人 茸師(なばし)
大分では、椎茸のことを、茸(なば)と呼びます。江戸時代に始まった椎茸栽培の生産者は、その技術を大変珍重されていて、尊敬の意味を込めて「茸師(なばし)」と呼ばれています。大分は、干し椎茸の生産量日本一を誇ります。(生椎茸は、徳島が生産量日本一です。)どんこ、こうしん、こうこ、などの品種が有名で、どんこは輸出もされています。
干し椎茸は、昆布や、鰹節と同じく主にだしをとるための食材ですが、生椎茸よりも干し椎茸のほうが、うまみ成分であるグアニル酸の含有量が10倍ほどあると言われています。干し椎茸を生産する、乾燥、戻しの過程で、グアニル酸が大量に生成されるそうです。グアニル酸を壊さないよう、低温の水で戻す、すなわち「冷蔵庫で、水につけて、24時間」が、干し椎茸を使うコツのようです。
今晩の夕食あたり、しっかりとだしの効いたお料理を、大分の達人 茸師の皆さんが作った干し椎茸で作ってみるのはいかがでしょうか?
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3本がスタート青森リンゴ
明治8年、青森にはじめてもちこまれたわずあ3本の西洋リンゴの木が、今では、国内生産の5割以上までに生産されるようになっています。青森の気候が、西洋リンゴの育成に最も適しているからと言われています。品種改良も盛んに行われ、もっとも成功した品種「ふじ」は、世界中にFujiの名で広まり、今では、米国のスーパーでも見かけるようになりました。実は、このFuji、世界で最も生産量の多い品種となっています。
わずか3本の木が日本に入り、その品種が、日本の技術で新しく生まれ変わり、そして世界一の生産量の品種になる。農業の世界でも、日本の生産技術がNo.1になってほしいですね。
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サーバメンテナンスのお知らせ
2013年4月4日(木)AM 2:00 ~ AM 5:00 の間、メンテナンスのため、本サイトが接続しにくくなる恐れがあります。お客様にはご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いします。
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JA八千代市農産物直売所「グリーンハウス」ゆりのき店
当社ブログで、新しくファーマーズマーケットや、各地のJA様による農作物直売所について、取材をさせていただき、掲載をすることといたしました。記念すべき第1回目は、JA八千代市農産物直売所「グリーンハウス」ゆりのき店 です。
<外観>
なぜ千葉なのか?なぜ八千代市なのか?なぜゆりのきなのかと疑問にもたれる方も多いと思います。回答は、明確で、私自身が複数回、利用させていただいたことがあり、とても美味しい野菜や、お惣菜を購入した事があるためです。
八千代とグリーンハウス ゆりのき店
お話を御伺いした方は、ゆりのき店 店長の外口さんです。
<笑顔が素敵な外口店長>
八千代市は千葉県北西部に位置し、都心から35㎞圏域の都市近郊農業地帯です。水稲と野菜、果樹、酪農と多岐にわたります。このブログでもご紹介した日本なし、里芋の他にも、ほうれんそう・ねぎ・にんじんなどの生産がさかんです。今回御伺いした「グリーンハウス ゆりのき店」は、10年前にオープンし、地域に根付いた直売のひとつの形を具現化されています。
実は、このゆりのき店、JA八千代のビルの正面にあり、店舗だけではなく、精米の施設や、JAバンクなどもあり、農家だけではなく一般の方々も利用しています。私も、なにかのようのついでに、グリーンハウスゆるのき店を使う事が多いのですが、駐車場も広くとても便利です。
<JA八千代>
グリーンハウス ゆりのき店 イチオシ野菜「プチトマト」
月曜日のオープンすぐに御伺いしたにもかかわらず、ゆりのき店には、すでにお客様が数名と、店員さんが3名ほどいらっしゃって、メロンの試食をすすめられていました。
「最近は、直売所もたくさんできてきておりますし、スーパー等でも農家の方々が直接販売する機会も増えておりますので、うちでしか買えない野菜に力を入れているんですよ。」
笑顔で迎えてくださった店長の外口さんがおすすめするイチオシ野菜は、トマトだそうです。トマトのなかでも、プチトマトが絶品で、他の直売所では買えない甘みの強いプチトマトが、手に入るそうです。プチトマトの入荷を店舗で待つ方もいらっしゃるようで、お客様どうしで、とりあいになる!という嬉しい悲鳴もあるようです。
<トマトとプチトマト>
<これがイチオシプチトマト>
イベントは常連のお客様への感謝のため
「ゆりのき店にきてくださるお客様は、ご年配の方も多いのです。ですから、イベントは、遠いところ足を運んでくださる常連のお客様にご恩返しのつもりで、感謝の気持ちをこめて、開催しています。」
外口さんは、イベントの重要性をおっしゃっておりました。野菜の安心安全を考えるだけではなく、ご年配の方の、買いやすさや、親しみというものも大切にされているとのことでした。
私のおすすめ 絶品まぜご飯
私のおすすめ!ですが、実は野菜ではなく、農家の方が作ってくださったお惣菜、まぜご飯だったりします。手作りでひとつひとつ作られたまぜご飯は、まるで田舎のおばあちゃんがつくってくれたような暖かい味わいです。
<もっちりのまぜご飯>
もっちりとした食感もたまりません。グリーンハウス ゆりのき店に訪問された際には、是非探してみてくださいね。
農産物直売所「グリーンハウス ゆりのき店」
住所:八千代市大和田新田640-1
TEL:047-459-4147
FAX:047-459-4148 -
歴史ある小麦
北海道の大地で栽培される小麦をご覧になった方も多いかと思います。梅雨が無い北海道は、乾燥に強い小麦の生産量の日本一です。一方で、世界に目を向けると日本は生産量が多い国ではありません。生産量が多いのは、実は、中国、インド、アメリカ、ロシア、フランスで、この5カ国で世界の生産量の5割を超えています。日本には、アメリカ産の小麦が多く輸入されています。アメリカから輸入される多くの小麦がパン製造のために利用されます。日本で生産される小麦は、麺類製造に使われる事が多く、これは生産の難しさからパン用小麦の栽培を敬遠する傾向にあるからだそうです。
アメリカ、日本以外の小麦ですと、デュラム小麦が有名です。地中海沿岸やアメリカで生産されており、セモリナと呼ばれる粗挽きの状態で、パスタの原料として使われます。デュラム セモリナ粉という言葉をお聞きの方も多い事でしょう。このデュラム小麦等は、日本での栽培はあまり適さないと言われており、海外の生産に頼っていいます。2006年の10アール当たりの反収は、集約型の農業が行われているイギリス、フランス、ドイツの700㎏以上に対し、日本は380kg程度となります。生産に適した気候である事もさることながら、紀元前から小麦を重要な食物としてきたヨーロッパと、シルクロードをつうじて伝わってきた日本の歴史の違いが影響しているのかもしれません。
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農作物購入支援事業「青空ファームドットコム」
私たちのWebサイト(以後、本サイトと呼びます)には、Servicesというページがあり、2つの事業と、1つの研究グループについて書かれています。農作物購入支援事業「青空ファームドットコム」は、一番最初に書かれている事業です。社名に良く似たサービス名称で、本サイトと誤解をされることがありますが、現在、別ドメインで、開発を行っています。ローンチは、2013年5月を予定しており、開発が順調に進んでいます。
農作物購入支援って何?
私たちは、農作物をつくっているわけでも、消費者の代表でもありません。私たちは、ただ、ただ、システムやサービスを作る仕事を今までしてきた人間です。当社のご紹介ビデオにもあるように、そんな私たちが御役に立てる事は、農作物が売買されるマーケットの集客等を御手伝いし、生産者や消費者の方の出会いの選択肢を多くする事だけだと考えました。マーケットが開催される日時、場所をたくさんの方に御伝えすれば、人々のよりよい出会いが増えるだろうと考えたのです。それが、私たちが定義する「農作物購入支援事業」であり、「青空ファームドットコム」というサービスです。
ビジネスモデル
いわゆるフリーミアムのモデルとなります。たくさんの方に御使い頂く事が、「青空ファームドットコム」にとって、とても重要だと考えたからです。4月に入る頃から、事前の登録や、サービス内容のアナウンスをさせていただく予定です。しっかりと、ひとつひとつ、育ててまいります。
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日本なし
昨日ご紹介した里芋と同様、なしも、千葉が生産量トップの果実です。千葉県内に行くと、9月頃からなし狩りができる農園もたくさん街道沿いにあり、みずみずしいなしを食べる事ができます。幸水、豊水など水に関わる名前がついている品種もあり、その食感を連想させます。
この「なし」ですが、大きくは、日本なし、洋なし、中国なしに分類され、日本で言うなしは、日本なしをさします。wikipediaでは、和なしと紹介されています。品種として有名なのは、幸水、豊水、二十世紀がトップ3となります。これら3つの品種で、70%以上(それぞれ34%、30%、13%)となります。実は、幸水、豊水とも、二十世紀をルーツにもっています。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:Pear_family_tree.png
洋なしだけではなく、日本なしもワインの原材料にされたこともあり、今も生産が続いています。千葉県内でもなしの生産量の多い、鎌ヶ谷では、「梨のささやき」という幸水を使ったワインが地元の名物として販売されています。通販でも購入可能なようですので、ワイン好きの方は、一度おためしいただく価値はあるのではないでしょうか。