根ではないカブ

カブは、千葉県を筆頭に、埼玉、青森等で生産されるアブラナ科アブラナ属の根菜(こんさい)です。根菜という単語からも、カブの主に食用にする白く土中にある部位を、根であると思われている方が多いかと思いますが、実はこの部分、根ではありません。直根、胚軸(はいじく)等と呼ばれる、葉の付け根が、肥大化したものと言われています。では、本当の根はどこか?というと、その下に細く小さく伸びるヒゲのような部位が根です。

中国や日本では、葉、胚軸の部分とも古くから食用にされていました。春の七草スズナとして、また、当社のロゴにも登場しているカブですが、古くから愛されている野菜の一つなのです。