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甲州ブドウ:ワインで世界へ

山梨のブドウが、世界にはばたこうとしています。

ブドウと山梨の相性はバツグン

山梨県は、ブドウ収穫量の24%を占める日本一のブドウ王国です。ブドウは日当たりがよく、乾燥した土地を好むという性質を持っています。山梨県は、年間日照時間はおよそ2,200時間と日本トップクラス。全国平均の1,900時間よりも300時間も長いのです。また、なだらかな斜面の続く甲府盆地は水はけが良いことで知られます。
このように山梨の気候・地形が、ブドウの生産に適しているのです。

ブドウからワインへ

日本におけるワイン生産の始まりは、明治時代の初期。フランスで醸造技術を学び帰国した青年2人が、山梨固有の品種、甲州種ブドウを使い、山梨は勝沼の地でワイン作りに着手したと言われています。

2010年には、ワインの国際機関であるOIVが、甲州種をワイン醸造用のブドウとして認めました。EUにワインを輸出する際、ラベルに表示できるブドウ品種は、ヨーロッパの権威ある機関に登録されたものに限られます。OIVの認定を受けた事で、甲州種で作ったワイン「Koshu」は、EUに進出が可能となりました。日本のブドウ、日本のワインが、念願のスタートラインに立ったと言えるでしょう。

挑戦は続く

現在、山梨県内には80ものワイナリーが存在します。
最近ではそのぶどうやワインを楽しむだけでなく、土地の歴史や景観、作り手の思いに触れるといった体験をパッケージした「ワインツーリズム」が盛り上がりを見せています。

ワインをきっかけにした日本ワイン産地No.1山梨の挑戦はつづいていくのです。