月: 2013年6月

  • 農林水産省「FOOD ACTION NIPPON推進パートナー」となりました

    当社は、CSR(Corporate social responsibility)を含めた企業活動の一環として、農林水産省「FOOD ACTION NIPPON」に賛同することといたしました。また合わせて農林水産省「FOOD ACTION NIPPON推進パートナー」となりましたのであわせてご報告いたします。

    FAN_logomark_yoko_A(red)

    当社はこれまで「ソーシャルの力で、食を豊かに」をビジョンとして掲げ、直売所等口コミサイト「ご近所マルシェ探すなら あおぞらファーム」を通じて、農作物直売所、道の駅等直売所(以下、マルシェと呼びます)をご紹介して参りました。「ご近所マルシェ探すなら あおぞらファーム」に登録されたマルシェは、2013年6月11日現在、47都道府県4552カ所に上ります。

    今後も、本活動を推進することによって、農林水産省「FOOD ACTION NIPPON推進パートナー」として、食をとりまく社会環境改善に寄与していく所存です。

    なお、当社CSR活動に関しては、下記URLにて、継続的にご報告をさせていただきます。

    株式会社 青山ファーム CSRページ

    http://aoyamafarm.co.jp/corporate-social-responsibility

  • 「スイカの旬が6月」の秘密

    千葉県船橋市にほどちかい「船橋農産物供給センター 味菜畑」では、6月のはじめにスイカが入荷します。スイカと言えば夏、というイメージがあるとおり、6月の時期だと、「きっと小さいのだろう」とか「きっと甘みは少ないのだろう」と思われると思います。

    「今が旬」「しかも大きい」スイカ

    船橋農産物供給センター 味菜畑」に入ると、入り口の看板に、

    祭ばやし スイカ 今が一番美味しい

    と書かれています。お店の入り口を抜けるとすぐに、真夏にならないと見かけないような大きなスイカが陳列されています。大変驚くと同時に、自分の常識を疑い始めるほどでした。

    からくりは簡単

    さっそくお店にいた農家の方に、スイカについてお話をお伺いしたところ、からくりは簡単、「ハウスで作られている」とのことでした。ハウス栽培だと、農家が一番納得できる環境を作り出すことができ、甘く、大きなスイカが出来るそうです。いくらハウスとはいえ、寒すぎては上手にスイカを作ることはできません。暑すぎず、寒すぎずの今だからこそ、「今が旬」「しかも大きい」が実現できるのです。

    ハウスというと、人工的なイメージで悪く捉える方も多いかと思いますが、そもそも農業というのは人為的なもの。ハウスも道具の一つとして、うまく使った方がいい、という良い事例でもあるでしょう。

  • あおぞらファーム:アップデートのお知らせ

    当社がご提供しております直売所口コミサイト「ご近所マルシェ探すなら あおぞらファーム」について、アップデートを行いましたので、ご報告いたします。

    1. タイムラインを追加しました
      タイムラインとは、ユーザーご自身が登録したレポートが時系列に表示される機能です。
    2. ユーザーページをタイムラインに合わせて刷新しました
    3. 他のユーザーをフォローできるようになりました
      フォローとは、特定のユーザーが登録したレポートを閲覧しやすくする機能です。
      https://www.flickr.com/photos/hdkworks/8995208529/
    4. 検索結果などで「もっとみる」をできるようにしました
    5. ログインユーザー向けにグローバルメニューを追加しました
      グローバルメニューとは、画面左上に表示される三本の線で表記されるアイコンです。タップ/クリックするとメニューが表示されます
      https://www.flickr.com/photos/hdkworks/8996398674/

    当社では、「ご近所マルシェ探すなら あおぞらファーム」の機能強化に今後も励んで参ります。ご期待ください。

  • 潮風を浴びた野菜はおいしい:海っ子ねぎ

    平成14年10月、千葉県の西を通過した台風21号の影響で、大量の海水を含んだ潮風が九十九里浜の野菜を直撃しました。
    多くの農作物が塩害で枯れてしまう中、ネギだけはほとんど被害がありませんでした。不思議におもった農家の方がそのネギを食べてみると、とても美味しいネギであることがわかりました。

    海水を散布、それが海っ子ねぎ

    もともと「潮風を浴びた野菜はおいしい」というお話もあり、ネギに海水を散布してみることにしたところとても美味しいネギができあがりました。それが、海っ子ねぎです。

    災害を災害で終わらせること無く、美味しい野菜の生産につなげる。農家の皆さんのたゆまぬ努力の賜物です。

  • 直売所巡りのコツ:早朝に行動する

    弊社がご提供する野菜直売所の口コミサイト「ご近所マルシェ探すなら あおぞらファーム」を使って、直売所巡りをするコツをご紹介したいと思います。

    野菜直売所の朝は早い

    野菜、とりわけ葉ものは、新鮮、とれたてが一番です。例えばレタス。朝どりのレタスにかなうものはありません。野菜直売所といえど、少しでも新鮮なものを手に入れるのは、朝一番で行動するのがベストです。野菜直売所によって、オープンする時間は異なりますが、早いところですと8時くらいから、朝市という名称ですと7時くらいからあいているところも多いです。私たちのおすすめは、オープン前10分くらいからオープン後30分程度まで、お店の周りにいることです。この時間帯に、農家の皆さんが野菜直売所に野菜をもって来てくれる時間なのです。もちろん、他の時間帯も御持ち頂けることはあると思いますが、多くの野菜直売所で朝一番で野菜が入ります。野菜入荷の時間の情報はなかなか入手できないもの。そこで、可能性の一番高い、朝一番を狙うのがおすすめなのです。

    農家の方がいたら農家の方に聞く

    出荷している農家の方は、忙しそうにされていることが多いかと思います。お邪魔にならないように、勇気をだして野菜のことについてお聞きしてみましょう。きっと親切に、美味しい野菜の見分け方を教えてくれると思います。野菜のことは、野菜のプロ、すなわち農家の皆さんにお聞きするのが一番です。たとえば、道の駅 みょうぎでお話をお聞きした農家の方は、

    「本当は言いたくないのだけれども、120円のレタスより、100円のレタスの方がおすすめなんですよ(苦笑)」

    と100円のレタスをこっそり勧めてくれました。

    道の駅 みょうぎ レポート レタス
    https://aozorafarm.com/reports/162

    本物の味がわかる方に本物を聞く、そして本物の味がわかる方の朝は早い、それが私たちのおすすめです。

     

  • 電子レンジレシピ:茹でそら豆

    先日、弊社社員が、ヒルズマルシェ in アークヒルズにお伺いし、そら豆を購入させていただきました。都内のマンションにお住まいの方の場合、火を使いにくいということもあるかと思い、電子レンジだけで簡単にできる、茹でそら豆の作り方をご紹介します。

    用意するもの

    作り方

      1. そら豆を取り出します。
        http://www.flickr.com/photos/hdkworks/8975276702/in/photostream/
      2. そら豆のふくらみがある方にフルーツナイフの根元で切れ目を入れます。
      3. レンジでパスタの容器に水、そら豆、塩こしょうを入れ、8分ほどレンジでチンします。

    完成

    茹でた後のそら豆です。
    IMG_4846.JPG

    1回で食べるには量が多かったのですが、ちょこちょことつまんでいたら半日ぐらいで全部食べてしまいました。
    簡単電子レンジレシピ、茹でそら豆、オススメです。

  • 都内なのに福島:「ふくしま市場」

    東京都江戸川区東西線葛西駅から、無料バスで8分、イトーヨーカドー葛西店一階に「ふくしま市場」があります。

    ふくしま市場
    https://aozorafarm.com/markets/4473

    ふくしま市場は、福島県観光物産交流協会 物産部が運営する福島県のいわゆるアンテナショップです。約24坪の売り場には、野菜、果物、地酒、お菓子等が販売されています。イトーヨーカドーの一階に、店舗を構えているというアンテナショップは、47都道府県唯一です。

    本格的な野菜の直売

    ふくしま市場で販売される野菜、果物は、福島県各地からほぼ毎日入荷される本格派。しかも、お値段も福島県の農家の方々の御協力によりリーズナブルに設定されています。鮫川産の菌床シイタケ、玉川村産のネギ、いわき産無農薬ブロッコリーやトマト、伊達産本格白菜、郡山の芽子ニンニク等が人気商品ですが、小松菜、サニーレタス、そして時にはわらびなども入荷します。地域も会津、いわき等福島出身の方であれば、懐かしく思える地名が目白押しです。

    野菜以外も本格派

    さらにふくしま市場では、お菓子では「ままどおる」「薄皮饅頭」「あだたら山の揚げまんじゅう」等も豊富にとろそろえています。おのざきの「ソフトかまぼこ」や、会津の馬刺もあり、まるで福島にいるかのような錯覚すら感じます。

    「なかなか福島までいけない!」という方に、おすすめできる直売所です。今日の帰り道、立ち寄られてみてはいかがでしょうか。

  • 農林水産省「食べて応援しよう」に賛同いたします

    本日農林水産省食料産業局食品小売サービス課様とお話をさせていただきまして、当社CSR(Corporate social responsibility)活動の一環として、農林水産省「食べて応援しよう」に賛同することといたしましたのでご報告いたします。

    当社はこれまで「ソーシャルの力で、食を豊かに」をビジョンとして掲げ、直売所等口コミサイト「ご近所マルシェ探すなら あおぞらファーム」を通じて、東北三県を含む東日本大震災の被災地及びその周辺地域で生産・製造されている農林水産物、加工食品(以下「被災地産食品」)等販売所をご紹介して参りました。今後も、農林水産省様を始め他組織と連携し「ご近所マルシェ探すなら あおぞらファーム」を通じて、さらに積極的な社会貢献活動を行う所存です。

    なお、今後の継続的な活動をご報告するために、弊社ホームページに、CSRページを新設いたしましたこともあわせてご報告申し上げます。

  • たらの芽と熊

    春には、山菜の王様 たらの芽を食される方も多いかと思います。弊社がご提供する「ご近所マルシェ探すなら あおぞらファーム」でもたらの芽のレポートが散見されます。

    たらの芽は、タラノキ

    たらの芽を取りに行かれた方は、ご存知だと思いますが、たらの芽は、タラノキから出る新芽をさします。地中からでたタラノキの新しい枝にあるたらの芽をとるの一番いいでしょう。最近は、山菜採りがまるで競争のようになっており、どこの地域でもたらの芽が根こそぎとられてしまうことが少なくありません。

    山菜採りは、慣れた方でも危険

    たらの芽をはじめ山菜採りの競争がはじまってしまうと、気がつくと山奥に入ってしまった!なんていうことが多くあるようです。山菜採りに慣れた方でも、遭難をしてしまったり、熊に襲われることがあるようです。とりわけ熊は、たらの芽の採取時期が終わりに近づくちょうど5月くらいに冬眠から覚め、おなかをすかせて歩き回ります。食事の邪魔をされたりすると、襲ってきますので注意が必要です。

    美味しいたらの芽を食すると、採りに行ってみたい衝動に駆られますが、山菜採りはプロフェッショナルな方々にお任せし、私たちはたらの芽の春の美味しさだけを堪能させていただいた方が無難なのかもしれません。

  • 希望の米:ゴールデンライス

    ビタミンAは我々が生きるのに必須の栄養素です。
    しかし、世界には4億人がビタミンA欠乏状態にあるといわれ、子供は年間数百万人が死亡し、数十万人が失明しています。この問題を解決するために、ビタミンAの素となるβカロテンを豊富に含むイネが遺伝子改良により開発されました。2000年に開発されたこの米は、豊富に含まれたβカロテンが発する黄金色から、「ゴールデンライス」と名付けられました。

    しかし、普通の米に比べて多くのβカロテンが含まれてるとはいえど、その量は充分ではなく、2歳の子供でも必要量を補うには3kgも食べる必要がありました。これでは実用的でないということで、更に改良が重ねられβカロテンの量を増やした品種が作られました。

    これで充分かと思われたのも束の間、またもや問題に直面します。ゴールデンライスを必要とする地域の一部には、伝統的に米を炒めて食す習慣がありました。そして、米を油で炒めるとβカロテンの量が半減してしまうことがわかったのです。
    そのため更に改良が行われ、ようやく十分な量のβカロテンを含んだものを作ることができました。

    現在では、βカロテン含有量の改良に留まらず、実際に栽培する時のために害虫に強い性質を付与する改良も行われました。

    たゆまぬ改良の結果、第一号が開発されてから10年以上が経ち、ようやく実用化への目処が立ってきています。
    これからのゴールデンライスに注目です。