投稿者: admin_cojp

  • たらの芽と熊

    春には、山菜の王様 たらの芽を食される方も多いかと思います。弊社がご提供する「ご近所マルシェ探すなら あおぞらファーム」でもたらの芽のレポートが散見されます。

    たらの芽は、タラノキ

    たらの芽を取りに行かれた方は、ご存知だと思いますが、たらの芽は、タラノキから出る新芽をさします。地中からでたタラノキの新しい枝にあるたらの芽をとるの一番いいでしょう。最近は、山菜採りがまるで競争のようになっており、どこの地域でもたらの芽が根こそぎとられてしまうことが少なくありません。

    山菜採りは、慣れた方でも危険

    たらの芽をはじめ山菜採りの競争がはじまってしまうと、気がつくと山奥に入ってしまった!なんていうことが多くあるようです。山菜採りに慣れた方でも、遭難をしてしまったり、熊に襲われることがあるようです。とりわけ熊は、たらの芽の採取時期が終わりに近づくちょうど5月くらいに冬眠から覚め、おなかをすかせて歩き回ります。食事の邪魔をされたりすると、襲ってきますので注意が必要です。

    美味しいたらの芽を食すると、採りに行ってみたい衝動に駆られますが、山菜採りはプロフェッショナルな方々にお任せし、私たちはたらの芽の春の美味しさだけを堪能させていただいた方が無難なのかもしれません。

  • 希望の米:ゴールデンライス

    ビタミンAは我々が生きるのに必須の栄養素です。
    しかし、世界には4億人がビタミンA欠乏状態にあるといわれ、子供は年間数百万人が死亡し、数十万人が失明しています。この問題を解決するために、ビタミンAの素となるβカロテンを豊富に含むイネが遺伝子改良により開発されました。2000年に開発されたこの米は、豊富に含まれたβカロテンが発する黄金色から、「ゴールデンライス」と名付けられました。

    しかし、普通の米に比べて多くのβカロテンが含まれてるとはいえど、その量は充分ではなく、2歳の子供でも必要量を補うには3kgも食べる必要がありました。これでは実用的でないということで、更に改良が重ねられβカロテンの量を増やした品種が作られました。

    これで充分かと思われたのも束の間、またもや問題に直面します。ゴールデンライスを必要とする地域の一部には、伝統的に米を炒めて食す習慣がありました。そして、米を油で炒めるとβカロテンの量が半減してしまうことがわかったのです。
    そのため更に改良が行われ、ようやく十分な量のβカロテンを含んだものを作ることができました。

    現在では、βカロテン含有量の改良に留まらず、実際に栽培する時のために害虫に強い性質を付与する改良も行われました。

    たゆまぬ改良の結果、第一号が開発されてから10年以上が経ち、ようやく実用化への目処が立ってきています。
    これからのゴールデンライスに注目です。

  • 支援の本当の意義

    農家の方とお話しする度に、「支援」について感じることがあります。支援というと、何やら意味もなく助けの手を伸べる印象がありますが、多くの農家の皆さんは「本物の支援」をご存知です。

    「本物の支援」、それは「農業をビジネスとして成立させる」ということです。ビジネスですので、「投資」「回収」等もしっかり必要になります。「競争原理」も大切ですし、「顧客中心」も大切です。そしてなによりも、「永続的な成長」がとても大切です。単発的な「支援」は、永続的な成長ができるビジネスにはつながりません。「本物の支援」は、ビジネスインキュベーションがその本質なのです。

    本物の支援が生まれると、その活動は大変意義深いものになります。単に農作物が大量に安く生産される、という意味ではなく、地域の商流、物流が回り始めます。そして地域そのものが活性化していきます。農業が、様々な産業に与えるプラスの影響は大きく、そして環境もまた良くなります。

    本物の支援を実現できるよう、私たち青山ファームも努力を続けて行きたいと考えています。

  • あなたの力をサービスに

    弊社では、「ご近所マルシェ探すなら あおぞらファーム」の開発を、社内外のエンジニア、デザイナの御協力をあおぎ行っています。この弊社の開発についての考え方を、本サイトではじめに公開したのは2013年4月20日、「ソーシャルでの開発」というエントリです。

    特定の開発会社や、弊社にだけ閉じない開発が弊社が考える新しい開発スタイルであり、このような開発は日本の民間企業ではあまり実施されていないと考えています。

    「ソーシャルの力で、食を豊かに」、それを実現するために私たちは継続的に開発に関わってくださる仲間を募集しています。私たちと一緒に「ご近所マルシェ探すなら あおぞらファーム」を開発してみませんか?

     

    Technical internships on Aoyama 2014
    http://aoyamafarm.co.jp/jobs

     

  • マルシェ登録に関してのご報告

    弊社がご提供する野菜直売所口コミサイト「ご近所マルシェ探すなら あおぞらファーム」でのマルシェ(直売所、道の駅等を含む)について、6月1日時点の登録数等をご報告いたします。

     

    登録数 4422件
    登録された都道府県数 1都1道2府43県

     

    今後も「ご近所マルシェ探すなら あおぞらファーム」の機能強化及びデータ数を充実を図って参ります。

  • 青山 天使のしふぉん 最終製品版 公開のお知らせ

    大変お待たせしております弊社加工食品事業「青山 天使のしふぉん」が、昨日最終製品版が完成いたしました。

    ご購入は、こちら

    「青山 天使のしふぉん」販売サイト
    http://angelschiffon.com/

    青山 天使のしふぉん シナモン メイプル

    製品ラインナップは、アナウンスさせていただいた通り2種。メイプルとシナモンです。

    青山 天使のしふぉん シナモン

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    青山 天使のしふぉん メイプル

    現在、製造キッチンの最終調整に入っており、皆様に販売できる日も近づいております。

    あと少しの間、弊社ホームページをご覧いただき、お待ちいただきますようお願いいたします。

    ご購入は、こちら

  • 鉄腕Dashのホワイトアスパラ

    最近は、テレビの放映で農作物が紹介されることも多くなりました。とりわけ鉄腕Dashという番組の人気は絶大で、1視聴者としてもとても楽しんでみることが出来ています。一方で、紹介された食材が一時的に品薄になってしまうようなこともあるようです。

    本日お伺いした長野の直売所の方によると、番組で紹介されたホワイトアスパラを探し求める方が増え、入手しにくい状況が起きていたようです。今の時期、5月末だとアスパラガスは、もう終わり。ようやくこの時期に販売できるホワイトアスパラが入荷できたようです。

    ホワイトアスパラ

    https://www.aozorafarm.com/reports/353

    生でも食べられると放映されていた通り、比較的細いものはそのまま生で食べても甘くとても柔らかでした。少し大きめのものは、苦みがありましたので、生で食したい方は小さいものを選ぶと良いでしょう。

    また購入する際には、新聞でくるんでの販売となります。これは、日差しがあたるとすぐに緑色になってしまうからだそうです。

    アスパラの最後の時期、ホワイトアスパラを探す長野への旅、いかがでしょうか。

  • あおぞらファームのビジネスモデル

    当社が運営しているサービス「ご近所マルシェ探すなら あおぞらファーム」について、どのようなビジネスモデルなのか、というご質問を多々いただきます。今日は、この「ご近所マルシェ探すなら あおぞらファーム」で当社が目指しビジネスについて、少しご紹介をしたいと考えています。

    インターネットサービスの「普通」を目指す

    結論から申し上げれば、何か特別なからくりや、とてつもない工夫はありません。インターネットで一般的な、広告モデルやフリーミアムというモデルに基づいたビジネスを採用しようと考えている、それが答えとなります。インターネット上で提供されるサービス、皆さんが良くお使いのYahoo!、Google、ぐるなび、食べログ等、一例どころか多数の無料サービスをご存知のことでしょう。それらサービスと同じように、ビジネスモデルを考えております。一言で言えば、インターネットサービス企業として「普通」に取り組んで参ります。

    「普通」の中身が知りたい

    当社は、すべての行動を当社が策定した事業計画にそって進めています。「普通」の中身の多くが、この事業計画に書かれています。まだまだスタートしたばかりの当社ですので、事業計画が変わることも多々あります。目標を達成できないことや、突発的に起こることも多々ございます。それらの乖離もしっかりとフィードバックをしつつ、修正を行いながら行動しています。当社は、出来る限りオープンに自社の活動をお知らせしていきたいと考えておりますので、当社との協業を希望される方や、金融機関様には、NDAを締結させていただいた上で、本事業計画を開示しております。必要に応じて、当社社員にお問い合わせいただければと思います。

    事業計画を見ても「普通」がわからない

    当社の事業計画をご覧になった一部の方から、「当社が今後提供する具体的なサービスがわからない」とのお話を頂戴しました。当社は、「ご近所マルシェ探すなら あおぞらファーム」をご利用いただくお客様のために、最高のサービスを永続的に開発、提供、運営していきたいと考えています。そのため、企画中のサービスや、開発しているサービスについて、お知らせできないことが多々ございます。具体的なサービス、商品として、ご提供開始となるのを今しばらくお待ち頂き、その間、弊社サイトから配信されるニュースを是非お楽しみいただければ幸いです。

    インターネットの「普通」をしっかり進めて参ります。

  • 技術革新の是非

    農家の方々に取材を続けていると、たくさんの考え方があることに気づきます。とりわけ農法については、農家の方の考え方が顕著に反映されるものです。

    先日NHKのクローズアップ現代「農業革命・スマートアグリ」では、オランダの大規模農家の様子が紹介されていました。背の高いハウス、コンピュータ制御、500以上のデータ項目による管理等、多数の工夫がされていました。

    水耕栽培の是非

    議論を簡単にするため、水耕栽培にフォーカスしてみましょう。室内で行われる栽培の多くが水耕栽培という手法です。この水耕栽培ひとつとっても、「収穫がとても楽になる」「管理が楽である」「生産量が増える」「柔らかくて美味しい」等のプラスの意見とともに、「美味しくない」「栽培できる野菜が限られる」等の意見も聞かれます。水耕栽培が是か非か、ついついそのような議論になりがちですが、私たちは、たくさんの意見をお聞きして、すべて正しいのだと考えるようになりました。

    実際に農家の方々のおかれている環境は、おひとりおひとりまったく異なります。とりわけ田畑については、風通し、水、気温、湿度等、千差万別です。したがって同じ栽培方法をとったとしても、同じものができるとは限らないのです。

    その土地土地で、その人人で、それぞれが正しいという信念を持って進めることが前提として最適な方向に向かうのだろうと考えるようになりました。

    育ててみよう

    最近は、室内での栽培キットも発売され、手軽に農業を楽しむことができるようになりました。LEDでの栽培は、電力消費を抑えられるだけではなく、火災等の問題も回避できています。水耕栽培をするもよし、土を入れてみるも良し、皆さんの最適な環境を自宅の中に作り上げることに楽しさを感じることができることでしょう。その楽しさを感じていただければ、すべての意見が正しいという私たちの結論に共感をしていただけるのではないかと考えています。

     

  • 遺伝子組換え植物の失敗例

    遺伝子組換え作物に関しては様々な議論がありますが、成功している例も多数あります。今回は、人体に悪影響はないものの、残念な結果、失敗に終わってしまった組み換え作物を1つご紹介します。

    イナゴ対策

    アフリカのある地域の小麦農家は、毎年大量のイナゴに悩まされていました。
    この問題を解決するために、マメ科植物に含まれるトリプシン阻害剤を作る遺伝子を小麦に導入する試みがなされました。トリプシン阻害剤は昆虫など外敵にとっていわば毒となる物質で、この物質を植物体内に持つことでマメ科植物は自身を守っています。小麦にもこの物質を合成する能力を持たせることで、イナゴに負けない品種を作ろうというのです。小麦への遺伝子導入にはかなり高度な技術が必要なのですが、なんとか成功させることができました。実際にトリプシン阻害剤が作られていることを確認し、それがイナゴの幼虫に効果的であることの実験室で確かめられました。

    遺伝子組み換えは成功、しかし・・・

    そして満を持して実際の農地でこの品種が作付けされました。しかし失敗という結果になってしまいました。

    このトリプシン阻害剤はイナゴの幼虫には効果があったものの、成虫には全く効きませんでした。例年のようにイナゴの成虫の大群が押し寄せ、小麦を食べ尽くしていってしまったのです。
    事前の調査不足もありますが、やはり現場でやってみなければわからない、それがこの事例からわかりますね。