月: 2013年4月

  • iPhone/iPad/Androidの「ホーム画面」に追加してみませんか?

    青山ファームのWebサイトをiPhone/iPad/Androidのホーム画面に設定することができることをご存知ですか?方法は、とても簡単。Safari等のブラウザでトップページを表示し、「ホーム画面に追加」(ブラウザ、OSで異なりますのでご注意ください)を選ぶだけ。とてもかわいいカブのアイコンがホーム画面に登場します。お試しください。

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  • 創業にあたり

    (本稿は、代表取締役である田中秀樹が執筆いたしました)

    株式会社 青山ファームが誕生して2週間がたちました。たくさんの方からお声がけをいただき、社員一同大変感謝しております。「創業にあたり」というタイトルで、投稿させていただきます。

    創業2週間で行ったこと

    企業に必要なありとあらゆることを進めて参りました。たとえば、

    • これからの未来を占う中長期事業計画策定
    • 市場調査
    • 新サービスの開発
    • 企業様との協業に関する議論
    • 官公庁の皆様からのご意見のヒヤリング
    • 農業関係者様からのインタビュー
    • 各地への取材の準備
    • 会計士/弁護士/社労士様との打合せ
    • 御協力をさせていただいております研究グループ Open Agri の活動
    • コミュニティ活動

    等です。本当に目が回るような2週間でした。ようやく歩みだした最初の一歩を、一生続ける覚悟で進めて参ります。

    再確認できたこと、これからのこと

    2週間というほんのわずかな時間ではありますが、悩まないと言えば嘘になります。いくら悩んでも、いきつく答えは、「ソーシャルで食を豊かにしたい」という思いと、そのアクションをとるという私の強い覚悟でした。

    弊社トップページに掲載している動画は、数ヶ月前にたったひとりで私が作成したものです。その動画を作成した思いを、2週間の間、日々再確認しておりました。

    http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=061njjlPlxg

    近日中には、青山ファームとしてはじめてのサービスをお披露目できると考えています。そのサービスを引っさげて、つよく、しっかり、まっすぐ、あたりまえのことを、あたりまえに、「ソーシャルで食を豊かに」という夢を実現し、皆様に喜んでいただけるサービスに育てます。

    田中秀樹

  • 農業の博物館

    農業に関する博物館は、各地で建設されています。多くの博物館が、地域に根ざしたテーマや、独自の工夫をしており、来場者を楽しませてくれています。

    岩手 農業科学博物館

    岩手県立農業ふれあい公園の中にある施設です。展示室は、「農業れきし館」と「農業科学館」に別れています。農業科学館では、インターネットを使ったゲーム等を通じて、農業経営を学ぶことが出来たり、大きな稲の模型を見ることができたりと、子供だけではなく大人でも楽しめる内容です。

    岩手農業科学博物館

    東京 食と農の博物館

    東京農業大学が運営する博物館です。食もテーマに含まれているため鶏や酒器も常設展示されています。農業に関しては、主に古農具が展示されています。農産物の即売会も行われているようですので、東京近郊にお住まいの方にとっては、一番遊びに行きやすい博物館と言えるでしょう。

    東京農業大学 食と農の博物館

    宮崎 農業博物館

    宮崎大学の付属農業博物館です。宮崎は、南九州を代表する農業県であるため稲作、宮崎牛をはじめ数多くの農産物の情報が常設展示されています。企画展示では、「農学部を巣立った研究成果たち展」等、研究をされている方にも楽しめる内容です。インターネットで、花の画像等教育支援のための資料が提供されていますので、とても便利です。

    宮崎大学付属農業博物館

    東北、関東、九州と3つの地域の博物館をご紹介しました。週末、ファミリーで農業博物館は、いかがですか?

     

  • サービス名称決定と事前登録開始のお知らせ

    これまで、事業計画や、Servicesのページで御知らせしたいた当社開発中のWebサービス「あおぞらファーム」ですが、サービス名称を以下の通りといたしました.

    「ご近所マルシェ探すなら あおぞらファーム」

    また名称決定に伴い、事前登録を開始いたしました。

    Aozora farm Pre-registration form

    開発も順調に進んでおります。ご期待ください。

  • 記事寄稿を募集しております

    青山ファームでは、Blogに掲載する農業、野菜、果物等、食に関する記事の寄稿を受け付けております。掲載ご希望の方は、企画案を、下記の要領でお知らせください。

    • タイトル案、記事概要を記載の上、弊社問合せ窓口までメール(info_at_aoyamafarm.co.jp、at部分を@に変更してください)でお知らせください
    • 記事寄稿の動機、伝えたいこと等があれば、あわせてお知らせください
    • オリジナルコンテンツであることが条件となります

    記事は掲載時、下記のとおりとなります。

    • 文字数は、1000文字程度、図版は、1〜2点
    • 所属、お名前等は、記事冒頭に記載させていただきます
    • <参考>東京大学大学院 登様からのご寄稿『「農学」のありかたについて』

    なお、記事寄稿に際しては、弊社にご寄付をお願いしております。原稿料、謝礼等はございませんので、ご容赦のほどお願いいたします。

  • 畑のキャビア:とんぶり

    畑のキャビアをご存知でしょうか。秋田の名産品「とんぶり」の別名です。とんぶりは、ホウキギという一年草の実を加工した食品です。ホウキギは、名前の通り、もともとはホウキを作るために栽培していた植物です。大飢饉が起きた際に、完熟した実をたべられるよう加工したのが始まりと言われています。当然生産量は、秋田県がナンバーワンです。

    秋田では、主に山芋、長芋にのせて食べることが多いようですが、レシピサイトを見ると、とんぼりの料理方法は、和え物、サラダを中心に、200以上も紹介されています。その中でも最も簡単なものは、マヨネーズと混ぜてソースを作るレシピです。毎日の食事に、とんぷりを入れるだけで食感が楽しめる新しいお料理に早変わりかもしれないですね。

    クックパッド とんぷり

     

  • 地域に根ざしたコミュニティとしてJA

    少し趣向を変えて、コミュニティとしてのJA(Japan Agricultural Cooperatives)に目を向けたいと思います。JAは、全国農業協同組合中央会が組織する農協グループ(総合農協)です。

    農家と消費者の接点としてのJA

    先日、当サイトでもご紹介した直売所を始め、お祭りへの出展や、イベント開催等、農家と消費者を地域に根ざしつなぐコミュニティの役割を果たしています。農業従事者の数が減少し続けていることを考えると、このような消費者との接点が今後重要になると考えられ、JAの担う役割は大きいと言えるでしょう。

    農家ではなくても使えるJAバンク

    JAバンクは、農家じゃないと使えないのでは?と思われる方も多いかもしれませんが、実は、JAバンクは、どなたでもお使いになれます。私のおすすめは、住宅ローンで、他の金融機関に負けない良いサービスを提供されています。

    保険も有利に、JA共済

    子供が生まれて学資保険等を検討する際、忘れたくないのがJA共済のこども共済です。宣伝めいた書き方になってしまいますが、前述の住宅ローンと同様、たいへんよいサービスを展開されています。組合員になることで、JA共済も利用可能になります。(なお、保険と共済は、法律上若干異なる部分がございますので、ご注意ください。)

     

    まるでJAの宣伝のようなエントリになってしまいましたが、農家ではないとあまり足を運ぶことの無いJAが、多くの消費者にも役に立つ活動をしていることをご理解いただきたいと感じ、ご紹介しました。これからは、消費者からも積極的にJAや農家の方と関わっていく時代になるのかもしれません。

  • 「農学」の在り方について

    はじめに

    本稿は、東京大学大学院 登 達也さんからご寄稿をいただき掲載したものです。

    農学

    「農学」という学問について寄稿させていただきます。

    「農学」とは農業・林業・水産業・畜産業などに関わる、応用的な学問とされています。「応用的」というのは、我々の生活に役立つことを目指しているという意味です。この農学の在り方が体現された例を1つご紹介します。福島第一原発事故を受けた農業現場での問題に対する、東京大学大学院農学生命科学研究科の取り組みです。

    事例:福島第一原子力発電所

    福島第一原子力発電所の事故では、被災地のほぼ 8 割にあたる地域が森林も含め、農業関連地と言われています。農業現場における科学的知見がわかることこそ、農業復興への第一歩であるという考えに基づき、事故直後から農学生命科学研究科では、各専門家から農業の復興に役立つ研究計画が集められました。その結果、約50人からの提案が出されました。ただ、農業関連の被災地現場とは自然の場そのもののでもあり、その研究対象は複雑で、ひとつの専門分野の研究だけでは手に負えないことがほとんどです。そこで、農学生命科学研究科では集められた研究計画を穀物、畜産物、魚介類、フィールドなどの分野にわけた上で、各分野を串刺しにする形のチームが結成されました。そうすることで、例えば、”稲作”についてはイネの栽培の専門家、土壌の専門家、水利の専門家などが集まって議論することが可能となり、初めて汚染米が出てくるメカニズムが解明されているのです。

    これらの研究の成果については、「放射能の農畜水産物等への影響についての研究報告会」という場において、定期的に報告がなされており、2013年4月20日に第6回目が開催されます。

    日時 2013年4月20日(土) 13:00~17:00
    場所 東京大学弥生講堂・一条ホール
    対象 一般(どなたでも参加できます)
    定員 300名(当日先着順、事前登録不要)
    参加費 無料

    世界への発信

    このような活動を世界への発信することを目的とし、研究成果を英語でまとめた本がSpringer社より出版されております。こちら、オンライン版は無料でダウンロードすることができます。
    http://link.springer.com/book/10.1007/978-4-431-54328-2/page/1

    人々の生活を豊かにすること目指す「農学」。様々な専門性が融合することで、より大きな価値を生み出していけることを、この取り組みは示しているのではないでしょうか。

  • 品種改良の成果:玉菜と通年生産

    玉菜とは、キャベツの別名です。キャベツは、江戸時代前期にはじめて日本に持ち込まれ、主に観賞用として少量栽培されました。本格的に普及をしたのは、明治以降ですが、それまでたくさんの呼び名がありました。

    由来毎の呼び名

    キャベツは、古代ギリシャ・古代ローマでは薬草や健康食として食されていました。その歴史から、多くの名前を持っています。先ほどの玉菜は、葉が結球する性質から、キャベツは、フランス語の頭、頭でっかちをあわらすcabocheから、甘藍(かんらん)は中国語の甘藍(ganlan)から、と様々です。

    結球するのは難しい?

    一般に結球する野菜の栽培は、難しいと言われています。キャベツも、野生種では結球しないものもあります。キャベツの起源であるケールから、世界各地で行われてきた品種改良で、きれいに結球するキャベツが誕生したと言えるでしょう。最近では、グリーンボールという品種まで登場しています。

    一年中とれるのは?

    明治時代に日本政府が導入したキャベツ栽培は、東京と北海道だったと言われています。今では、品種改良と生産地の多様化から一年中食すことができる野菜になっています。冬キャベツが愛知県、春キャベツが千葉県、神奈川県、茨城県、夏秋キャベツは群馬県、北海道、長野です。

    今の春の季節は、三浦半島の三浦キャベツがやわかくて美味しいキャベツとして有名です。春の旅行に、暖かな日差しで栽培された三浦半島のキャベツを見に行くのも良いかもしれません。

    キャベツ -wikipedia

  • いちご王国 栃木

    日本一のいちご王国として知られている栃木には、栃木県農業試験場の「いちご研究室」があります。正式名称は、栃木県農業試験場 栃木分場です。いちご研究室からは、いちご王国栃木をささえる「養液栽培技術」が生み出されています。この養液栽培方式では、「クリプトモス」と呼ばれる、杉とヒノキの樹皮を使った堆肥を利用しています。従来の方式と比べ、いくつもの有利な点がありますが、その中でも、高設ベンチを使い、作業者の負担軽減をしていることが注目されます。

    栃木農業試験場発行「クリプトモスを用いた 環境にやさしい いちごの養液栽培技術」図1、図2

    <栃木農業試験場発行の「クリプトモスを用いた環境にやさしいいちごの養液栽培技術」に記載されている図>

    このような農業試験場の活動は、一般の方々に知られることはありませんが、農業の未来、食の未来を担っている活動といえるでしょう。