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芽キャベツはキャベツの幼い頃?

芽キャベツをご存知でしょうか?名前からご想像がつくかもしれませんが、普通のキャベツが非常に小さくなったような見た目をしています。では若い頃のキャベツを収穫しているのかと言うと、そうではありません。芽キャベツは、普通のキャベツとは全く別の野菜です。

インパクト抜群、芽キャベツの姿

普通のキャベツと個々の見た目を比べると、大きさが違うだけ、という印象です。ところが、収穫される前の姿が全く異なります。普通のキャベツが土の上に1つずつ出来ている姿は、お馴染みですね。それに対して芽キャベツはと言いますと、地上50センチ〜1メートルほどの高さの茎の側面に、ピンポン球ほどの大きさの実を50〜60個ほど作ります。この見た目のインパクトは絶大です。初めて見た方には、最初何の作物なのか分からないかも知れません。
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こちらは収穫後の写真です。この茎に芽キャベツが50個もびっしりと付いている姿、ご想像できますでしょうか。気になった方は、ぜひインターネットなどで調べてみて下さい。その圧倒的な存在感に驚かれることうけ合いです。

ミニサイズでも、普通のキャベツの3倍

芽キャベツはその小さな見た目とは裏腹に、栄養がとても豊富です。その中でも特筆すべきはビタミンC。なんとビタミンCの含有量が普通のキャベツの3倍もあります。さらに、ビタミン豊富で有名なレモンと比べても、1.5倍も多くなっています。かなりの違いがありますね。この他にもカリウムや鉄分、マグネシウムなど、様々な栄養を小さな体にぎゅっと凝縮させているのが、この芽キャベツの凄いところです。

芽キャベツのにがさを生かす方法

このように芽キャベツは、名前こそ「キャベツ」が付いているものの、普通のキャベツとは別物です。したがって味も、よく食べるいつものキャベツとは異なり、生で食べるには少々苦くなっています。この独特の味を生かすには、シチューやカレー、スープに入れてみて下さい。こうすることで、ちょうど良いほろ苦さを味わうことができます。特に切ったりせずそのまま使えるので、見た目もコロコロとしてかわいらしいです。食卓に添えれば、不思議と楽しい気分にさせてくれる、チャーミングな野菜です。